ご自宅や施設で、医者を呼ぶべきか、救急車を呼ぶべきか…そんな迷いが生じること、ありますよね。様子をみて手遅れになっても心配だし、でも救急車は躊躇しちゃう…。「こんなことで呼びやがって!」と悪態をつくスタッフは、板倉病院内には決していないハズですので、困ったらまずは相談を。でも、まあ適正利用を心がけましょうね。
というわけで、「こんな状況はドクターコール&救急要請!」
下の表は、板倉病院内で用いている重症度判定システムです。重症なレベル1とレベル2は、現場での適切な対応が必須&救急車要請が基本です。レベル3も基本は救急車がよいでしょう。レベル1~3は、即刻ドクターコールです。
レベル 1 | 蘇生 | 心肺停止や、心停止が切迫した状態、 持続する全身性のけいれん、 窒息かそれに近い状態 |
---|---|---|
レベル 2 | 緊急 | 収縮期血圧 90mmHg未満 SpO2 90%未満 呼吸回数24回/分以上、8回/分以下 心拍数40 bpm未満、120 bpm以上 |
レベル 3 | 準緊急 | 呼吸苦、意識レベル低下、胸痛、 出血、激しい痛み、歩行困難(支えても) 麻痺、呂律障害などの神経症状 |
レベル 4 | 低緊急性 | 軽微な外傷、 疼痛、嘔気、めまい |
レベル 5 | 非緊急性 | 症状がない、慢性期症状 |
救急要請をした場合には、関連施設やかかりつけ患者様は「まずは板倉病院」を当たるように救急隊に伝えてください。