医療法人弘仁会 板倉病院

船橋市の機能強化型在宅療養支援病院・救急告示病院
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コラム

骨粗鬆症

整形外科:桃山 現

骨粗鬆症は、それ自体が痛みを起こしている病気と勘違いされていますが、そうではありません。一言でいうと「骨密度が低下して骨が折れやすい状態になっていますよ」ということです。

骨粗鬆症

原因として

  • 閉経後の女性ホルモン欠乏
  • 加齢
  • 副甲状腺機能亢進症 などの内分泌疾患
  • ステロイド性 などの薬剤性
が挙げられます。

もちろん、それで骨折を起こせば痛みが生じますし、折れる部位によっては歩けなくなったり、しばらく安静が必要になり生活に支障をきたすことになります。場合によっては、寝たきりのきっかけにもなります。

だからこそ、予防や治療をして、折れにくくする必要があります。高血圧の方が血圧を下げる薬を飲むのと同じような理屈です。(血圧が高くても症状はあまりありませんが、続くと脳卒中や心筋梗塞などにつながりますね)

骨粗鬆症 運動

残念ながら、骨粗鬆症の薬を使用していても、自覚的に歩きやすくなったり腰痛が改善したりといった変化を感じることはありません。定期的に骨密度や血液検査を計測して、数値の変化を感じるくらいです。そのため、患者さんとしては「別に治療を続けても…」と継続したくなくなるかもしれませんが、将来的な寝たきりを予防する意味でとても大事ですので、ぜひ続けていただきたいと思います。

骨密度の低下を予防するには、薬も大事ですが、もちろん運動も大事です。特に垂直方向の運動を継続して行うことが効果的と言われているので、歩くことはおススメです。可能ならば1日10回ほど椅子につかまってスクワットをやってください。

また、カルシウムの摂取も大事です。1日800mgが推奨されており牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品のほか、豆腐や納豆、小松菜やチンゲン菜にも豊富に含まれていますので積極的に摂取しましょう!

(2018.7)